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簡単レシピofキムチ

キムチの秘密

保存食キムチと行事

韓国で古くから作られているキムチは、もともと保存食として作られたものでした。現在では、一年中色々なキムチを作ることができ、世界中でも食べられていますから、「キムチ」が冬場の貴重な保存食だったということを知らない人もいるかもしれませんね。

季節による保存食キムチ

*冬の保存食としてのキムチ

冬は、キムチ作りの季節です。寒さの厳しい韓国では、冬になると新鮮な野菜はあまり収穫できなくなります。そのため栄養が不足しがちな季節にも、食事にたっぷりの野菜や薬味を取り入れられるようにと野菜の保存食として作られるようになったのが、キムチの原型とも言われている干し大根の塩漬けやカブのしょうゆ漬けです。長い冬を越すのに必要なだけの野菜を保存しておくために、干した野菜を使って作られていたのですが、酸化を防ぐ効果のある唐辛子の普及により、生野野菜を大量に長い間保存しておくことが可能になりました。

*夏の保存食としてのキムチ

韓国ではナスやきゅうりなどの夏野菜をつけたキムチも沢山ありますが、元々はこれも夏にいたみやすい野菜を上手に保存して食べられるように、とキムチにしたのが始まりです。夏野菜のキムチは、暑い夏の食欲を促進してくれる効果や、スタミナを回復してくれる働きがある保存食兼健康食品といえます。唐辛子の酸化防止効果は、キムチの味だけでなく持ちもよくしてくれるため、現在ではほとんどのキムチに唐辛子が使われていますよね。この唐辛子の効果のおかげで、キムチは保存食という感覚ではなく、季節の野菜を使った色々なキムチを楽しむことが出来るようになりました。

キムチが食べられる行事での料理

*ポッサムキムチ

漬け込むときに白菜の他にエビやイカなどの魚介類、松の実などを白菜の葉に巻いて一緒に漬け込んだちょっと豪華なキムチです。宮廷料理としても古くから伝えられているポッサムキムチもあり、韓国の旧正月に出される王様キムチとしても知られています。「ポッサム」は「巻く・包む」という意味で少し甘めの味が特徴です。キムチの味も一般的な白菜キムチとは違いますが、キムチの名前というよりは、煮込んだブタ肉などを巻いて食べるキムチ料理に使われる特別なキムチです。

*マンドゥク

マンドゥクは、越冬キムチやボッサムキムチなどと細かく刻んで肉や豆腐と一緒に包んだ水餃子をスープと一緒に鍋で煮込んだ料理です。旧正月などの冬の間の特別な行事の際に食べられる「ご馳走キムチ料理」としても有名です。特に旧正月に食べるマンドゥクには、保存食としても貴重な食料だったキムチ餃子の他に、韓国のお餅「トゥック」を入れて作られる場合もあります。お餅を入れたマンドゥクは、「トゥクマンドゥク」と呼ばれます。

キムチの行事

*キムジャン

韓国では白菜が収穫される秋から冬にかけては大型の白菜を大量に漬け込む「キムジャン」の季節で、寒くなってくると新聞やテレビなどでも越冬用のキムチを漬け込むキムジャンの季節がやってきたことが報道されます。昔は、一年分の白菜キムチを漬け込むキムジャンは、一家総出で行う冬を迎えるための大切な行事でした。しかし、ソウルオリンピック開催以来、スーパーやデパートなどでもキムチを簡単に購入できるようになったため、都市部などの家庭ではキムジャンを行わないところも増えているようです。市販のキムチも増えていますが、韓国の各家庭によってキムチ独特の味や風味が違いますから、自分の家の味が一番だと思います。

*キムチ祭り

韓国国内では色々な所でキムチに使われる材料や、色々な材料を使って漬け込んだキムチが出品されるキムチのお祭りが行われています。南北に細長い形をしている韓国は、同じ白菜のキムチでも南の地域と北の地域では味の特徴が違います。特に韓国料理の種類も豊富な光州(クァンジュ)という街では、毎年キムチをメインにした韓国料理のや食文化についてのお祭りが開催されています。キムチをつけるオンギと呼ばれる大きな瓶がずらっと並べられている光景は、かなり迫力があります。また、キムチの漬け方を体験できたり、何十種類ものキムチの試食が出来るなど、かなり盛りだくさんのイベントなので、キムチ祭りの時期になると韓国中から沢山の人が集まってきます。